韓国のプロデューサー・デュオによる2026年作。ハウス・ミュージックやブギーのファンキーなグルーヴがありつつも、シンセの穏やかな音色がチル&親しみやすさを生み出しており絶妙なバランス。これは良いですね。
Andrew W.K.がまさかのジャズ・アルバムを!?と誰もが驚いたに違いないサプライズ・リリース。実は2009年にはピアノ弾き語りのアルバムも出しており、しっかりとした音楽的素養のある生真面目な音楽家であることがわかる。曲によってはInternational Anthem辺りから出ていてもおかしくないというのは言い過ぎか。
noteにレビュー(というかThe Strokes『Is This It?』込みの思い出話)を書いています。 これがアーリー2000sのゾスや。 https://note.com/tt51970410/n/n020e6479b07f
リンチ版Duneに子役で出演していたAlicia Wittの新作。ピアノ主体のジャジーな音響アコースティック・サウンドは神秘性がありながらも、同時に親密さを感じるのはJoe Henryによるサウンド・プロダクションの貢献が大きいということでしょうか。ちなみにアルバムのテーマはデヴィッド・リンチへのトリビュート。
Dexys Midnight Runners名義としては実に41年ぶりとなるアルバムがリリース目前。先行配信された新曲は甘美なストリングスの中にも哀愁溢れるブルー・アイド・ソウルで感涙。
'00年代のThe RaptureやLCD SoundsystemといったDFA勢がよりタイトなファンク・グルーヴを演奏している前半から、Yu Suらしい(?)スペイシーな電子音が合体する中盤以降まで長尺なのに全くダレなくて凄い。
今年の韓国のエレクトロニック・ミュージックの重要作の1つになるだろうKim Doeonの新作。先行配信曲「Green and Peek」リリース時にRPGゲーム・サウンド的なエレクトロニカと形容されていて成程と思いつつ、思い出したのは以前にKim Doeon本人もポストしていたSpace『Magic Fly』といった'70年代のフレンチ・ディスコ/エレクトロ。要所に取り入れている中国の伝統楽器(とそれを模したであろうシンセ・アレンジ)も良いアクセントに。
ボサノバ×ドラムマシンのビートの組み合わせで主に聴かせるローファイ・ドリーム・ポップな趣のRaquel Dimantas新作。異色ながら不思議と馴染んでいるマシン・ファンク「Tchooki Tchoo」も良い。Thiago Nassifが参加しているのも納得。超推薦。
下中洋介の流れでジャパニーズ・フュージョン/クロスオーバーの私的名盤を。福山雅治のバックバンドとかに参加している人ですね。
TAKANAKAインスパイアなアートワークのごとく、かの時代のジャパニーズ・フュージョン/クロスオーバー・サウンドで笑ってしまった。夏ですね。
70年代英国のファンキーなジャズ・ロック最高峰のアルバムです。アフロ、サイケデリック要素も随所にあり。
韓国の3ピースによるデビュー・フルレングスは、Sonic YouthやThe BreedersといったUSオルタナティブ勢やPost Punkからの影響を感じさせるサウンド。The Big MoonやWet Leg辺りとの同時代性もあり。
ブリストルの4ピースによる初のフルレングスは、要所にラフなガレージ・パンクやロカビリーのスタイルを取り込んだゴシック・ロック。ジョン・マクガフとも比較されるギターワークが聴ける「Hurricane」からは、新たなカルト・ギター・ヒーロー誕生の予感も。
櫻井敦司のボーカルは全盛期のジュリーのような色気があるのと、良い意味で歌謡的な印象も。同時にP-Modelと大沢誉志幸とhideとラルクにマッドカプセルマーケッツとブンブンサテライツとノベンバといった国産New Wave〜Industrial〜Rockを生み出した国の音楽、その2020年の極地でもあるのかしら、などと。
ロック・バンドとしてのサウンドの強度は前作よりも遥かに増した感があり、サウンドにバラエティがあるのも◎。 森岡賢参加のユーフォリック沈美系バラッド「世界は闇で満ちている」が佳曲。
10年代以降のBUCK-TICKは年月を経ることにサウンドがビルドアップしている印象で'10年代の総決算という感じ(そして次作への布石とも)。 「サロメ」、「Babel」〜ラスト「胎内回帰」までの流れが私的ベスト。
'80年代ころの国産New Waveサウンドな冒頭4曲を始め、より日本のロックという印象が強くなって印象。 「月下麗人」〜「Django!!!」あたりがエッジの効いたロックでありながら極めて歌謡的なのが面白いかなと。
国産インダストリアル・ロック〜EBM代表格としての面目躍如たる1枚。 藤井麻輝参加の「愛の葬列」が私的ベストトラック(SOFT BALLETのメンバーが参加する曲はどれもハマる印象)。
これまでのアルバムの中で最も歌謡ロック的なテイストが強い感があり。 うーん、これはどうなんだろうと今も思っています。
BUCK-TICKのキャリアの中でもR&R〜ロカビリー的な要素が多めで異色感あり。 R&R路線のジュリー曲、或いはブランキーやTMGE辺りの諸作と並列に聴いてみても面白いのかもしれない(リリィなんて曲もありますが)。
ヘヴィ路線で攻める序盤に面食らいつつも"Coyote"以降が興味深い。 エディ氏(くるり"さよならリグレット"といい、良い仕事をされる方ですね)参加の"Message"〜エレクトリック・ヘヴィ・沖縄な"Memento Mori"の流れが私的ハイライト。
アートワークよろしく、ゴシックがコンセプトだと思うのですが、BUCK-TICKの良い意味での歌謡的な素養はこの路線ではハマりますね。
国産インダストリアル・ロックとして高水準ながら、やや停滞も感じた前作とは打って変わって、インダストリアルを軸にしたサウンドの幅が広がった感のある意欲作。 要所でチルっぽさやフォークトロニカぽさもあって(多分)◎。
ノイジーなインダストリアル・ロック色がより強くなった感があり。日本のこの手のジャンルの中でも高水準の類では、などと思いつつも個人的な嗜好ではありますが「Six/Nine」~「Sexy Stream Liner」の3作に軍配がという感想。
これまでになく、よりビートがマッシヴに、サウンドはよりノイジー&インダストリアル色が強まった感があり(少しトゥーマッチな感じも)。 それにしても、この辺の曲のネーミング・センスはキレキレである。
同時代のインダストリアル、或いはビッグ・ビートなど海外の一部クラブ・カルチャーへの目配せも感じる佳作。 Aphex Twin〜ドラムンベース的な高速ブレイクビーツ「ヒロイン」、トリップホップな沈美&内省的ロック「螺旋 虫」など。
インダストリアル・ハード路線を推し進めた感があり。 BUCK-TICK流トリップホップ解釈(?)な「SANE」、ユーフォリックなインダストリアル・ロック「COSMOS」がベストトラック。
よりへヴィ&ラウドに、スタジアム級のスケールへと変貌を遂げた感があり。 インタールード的なエレクトロ〜インダストリアルなトラックも◎。 トライバル・エレクトロな「楽園(祈り希い)」がベスト・トラック。
♥ 1
ポジティヴな意味で歌謡的なテイストがバンドに昇華されている瞬間があり。 ダークなムード歌謡「誘惑」、エレクトリック・スウィンギン「神風」あたりがストレートなロック・ナンバーよりも個人的には魅力的かなと。
今までのリリース楽曲のリ・アレンジ集だと思うのですが、がっつり変わっていて笑ってしまった。 アヴァン・ポストパンク・ミーツ・レゲエな「DO THE "I LOVE YOU"」とインダストリアル・エレクトロな「MAD」が私的ベスト・トラック。
前作にまで少なからず感じていたビートの脆弱さをインダストリアル・ビートで補うことにより、より強度のあるロック・サウンドへと進化した秀作では。 ビートの強化と呼応するようなハード・ドライヴィンなギター・サウンドも◎。
♥ 1
サウンドは着実にビルドアップしつつ、良くも悪くもキャッチーなビート・ロック要素も増した印象のメジャー1st。 アルバムの中ではへヴィなゴシック・ニューウェイヴ「Hyper Love」が私的ハイライト(若干浮いているような気も)。
デビュー以降で最もJ-Rock〜歌謡的な印象が強いなと感じるなど。 バンドのアンサンブル/グルーヴや楽曲の構成などなど、ピクシーズに聴こえなくもない「MISTY BLUE」が私的ベスト・トラック。
キュアーからの影響というのは何となく理解しつつ、ソングライティングのテイストは日本(歌謡)的な印象。 参照しているのはThe Top〜Kiss Me,Kiss Me,Kiss Me期ころのキュアーでしょうか。
ポジパン〜英国New Wave〜The Smithsを経由した趣のサウンド(パッと浮かんだのはJosef K辺り)。後々のプロダクションのビルドアップぶりを考えるとデビュー・アルバムが故に粗削りですが、好印象。
Seu Jorgeの2026年のアルバム。Beckをゲストに迎えてのNick Drake「Riverman」のカバーがアルバムの並びの中では異色ながら(浮いているとも思う)素晴らしい。ミゲル・アトウッド=ファーガソンによるストリングス・アレンジは参考にしたというクラウス・オガーマンの洗練された流麗なスタイルを本作においてはしっかり受け継いでいる。
2010年のブラジリアン・サイケデリック・ファンクの名盤。マイケル「Rock with you」の緩い雰囲気のメロウ・サイケデリックなカバーは坂本慎太郎やOgre You Assholeが好きな人もハマると思います。
日本のジャズ・ロック傑作『ヘッド・ロック』でおなじみ、稲垣次郎のイージーリスニング・サイドの良作。「Here, There And Everywhere」「Eleanor Rigby」のビートルズ・カバーも良い感じ。
Slim Levyによる『Pet Sounds』とDubのミックス。宅録ならでは(?)なチープさもあり面白い。
『Pick A Dub』の1年後にリリースされたKeith Hudsonの'75年作。浮遊感漂うシンセサイザーが印象的なルーツ・ロック・レゲエといった趣。間違いなく2026年のベスト・リイシューの1つ。
美空ひばりの名曲をビッグバンドでカバーした1969年のアルバム。小野満はジョージ川口のビッグ・フォアとしてもお馴染みのベーシストですが、このバンドとともに15年以上にわたって紅白の白組の演奏/指揮を勤めた人でもあります。
小曽根真の父親でもあり、11PMで日本にハモンドオルガンを広めた小曽根実のトリオによる数少ない録音。タイトルにもあるようにハモンドオルガンの魅力を伝えるカバー集で、いつかのセキトオシゲオのエレクトーン並みにそのうち海外で発見されそう。
短歌のリズムや歌詞をジャズのフォーマットに落とし込んだというコンセプトからして面白過ぎるアルバム。
♥ 1
ジャズやクラシックの素養がしっかりありつつ、ジェイコブ・コリアーや長谷川白紙に影響を受けたというのも納得のジャズ・スタンダードとアヴァンギャルドの絶妙な融合。
William Orbitといえば何はなくとも'90年代後半のMadonnaやBlurでの仕事だろうが、このアルバムに収録されているAll Saintsの数曲も捨てがたい。まずは「Black Coffee」の1曲からでも聴いていただきたい。
Nellee HooperとAll SaintsによるRed Hot Chili Peppers「Under the Bridge」1曲だけでも聴く価値あり。
古典的なマカロニ・ウエスタンをベースにしたコンセプト・アルバム。ヒップホップ的なフロウは残しつつ(Gunaも1曲参加してるし)、よりソングライティング重視という印象。インタールードがピンク・フロイドぽいという海外の評があって笑ってしまった。多分『狂気』のことだと思うけど、そうかも。
LAを拠点に活動しているSSWの新作。メキシコ製のナイロン弦のアコギによるインストゥルメンタル作品なのですが、スパニッシュ、ラテンのテイストに西海岸のレイドバック感が加わり夏に聴くのに丁度良いアルバム。
ポップ・カントリー路線からよりルーツへの回帰といった趣の新作。QOTSAジョシュ参加でストーナー要素が加わったカントリー・ブルース、The War And Treatyとのカントリー・ゴスペルなどゲストの配置も◎
正しく(正しく?)ポップカルチャーの人間なのでThe Faith Tourのドキュメンタリーに向けてFaithを聴いています。日本公開はあるのでしょうか。