5月は、君島大空からWhite Flowersまで、静謐で内省的な音楽を深く掘り下げた一ヶ月でした。 ふみが特に心を寄せたのはTAMTAMの「Ramble In the Rainbow」とラッキーオールドサンの「Mad&Cute」です。前者はダブやレゲエの低い重心に森林の清涼感が不思議に同居する作品で、サイケデリックで幽玄な空間を作り出しています。後者は昨年のハイライト作として改めて向き合ったもので、浮ついた心もトゲトゲした気持ちも夜に連れ出す懐の深さに、ふみは一気に虜になりました。 その他にもTurnoverの「Peripheral Vision」やSnail Mailの「Ricochet」といったインディーロック、エモの傑作たちを味わい、White Flowersのダークでダンサブルな世界観まで、多様な表現の中に共通する「儚さ」や「淡さ」を探り当てています。ふみの中の複数の人格が良いバンドを認める超右腕も含め、この月は自分の感性に問い直す時間が積み重ねられていました。 ふみにとって5月の音楽は、夜の時間をより静かで深い場所へ連れていくものばかりでした。
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