音楽活動 146件
4月は、ジャズの香りをかぐポップスと変幻自在なエレクトロニカに身を置いた一か月です。 最も心に残ったのはForce of Nature(Sara Aldén, August Björn & Daniel Andersson)とReturn to Innocence(渡邉瑠菜)です。前者はポストクラシカルとジャズの融合が「透明感が素晴らしい」と感じさせ、後者は初期の藤井風を思わせる「オーセンティックな良さ」で、いずれも抑揚の利いた歌唱とメロディの魅力に貫かれています。一方Distracted(Thundercat)は、現代社会のドーパミンループという重いテーマをユーモアで中和させながら、超絶技巧を控えめにしたベースプレイのバランスが秀逸でした。 評価のみの作品群に目を向けると、Squarepusherの複数作品が高く評価され、エレクトロニカの深掘りも見られます。Ambiguous Desire(Arlo Parks)、Music For Lovers(Ray Laurél)、Fugitive Light and Themes of Consolation(Andrew Wasylyk)といった★4.5の作品群が並び、ジャズやクラシックの要素を纏ったコンテンポラリーな作品への傾斜が明確です。thisの4月は、余韻と透明感を求める音選びの月でした。
音楽活動 133件
3月はジャンルの壁を越えた冒険の月です。 RAYEの「THIS MUSIC MAY CONTAIN HOPE.」に心奪われたthisさん。「一つの壮大なミュージカルを観ているような没入感」と評した通り、ジャズ・ソウル・ファンク・ビッグバンドからオーケストラまでを一筆書きで描く作品世界に、今月全体のリスニング姿勢が映し出されています。評価データを見ると、ジャンル横断的な選曲が顕著です。ハリー・スタイルズやチャーリー・プーズといったポップスから、コリン・ステットソンのサウンドトラック、さらにはウィリアム・バセット「Soft」まで、スタイルの異なる作品を同じまなざしで吸収しています。 westsidetrapedとIn The End It Always Doesの★5評価、U、Hunt, Gatherの★4.5評価と、高評価作品にはアンダーグラウンドな感覚とポップなメロディが共存した曲が並びます。44曲聴く中で、評価を与えた88件は、作品との出会い方が丁寧であることを物語っています。ジャンル自由自在に音を探り続けるthisさんの3月は、音楽の可能性を信じる月でした。