6月は迷走と確信のはざまにあります。 レビューが示すのは、音楽そのものより周辺の雑念に支配された聴き手の姿です。Pusha Tの『DAYTONA』はアルバムの内容ではなく、Xで見かけた謎のアカウントに引っ張られ、アウトキャストの『Aquemini』は5本マイク評価を「5本陰毛」で上書きしています。Death Gripsの『The Money Store』にいたっては、ブックオフでの邂逅と「未混入盤」という関係ない事実ばかりが記録されています。これらはレビューというより、音楽を軸にした自由連想のメモ帳です。 一方、評価のみの58作品は別の世界を示唆しています。ザ・クロマニヨンズの複数作品、奥田民生、スチャダラパー、The Smileまで、スコアは黙々と積み重ねられています。特に★5の圧倒的多数は、聴く行為そのものへの没頭を暗示しています。トラヴィス・スコット、Cornelius、Sonic Youthの横並びは、ジャンルを超えた広がりを物語っています。 6月の💩は言語化される音楽と、そうでない音楽の二重性に生きています。
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