5月は、菜緒都さんの好みが明確に表れた月でした。 ドレイクの3作品がこの月の核となっています。「ICEMAN」は一見すると標準的なラップアルバムながら、ビートチェンジのセンスと「OK」「LetsGo」の言い方が発明的だと感じさせ、毎日聴くほどの沼に。「MAID OF HONOUR」ではダンサブルなビート感とDrakeの声質の唯一無二感が両立し、「HABIBTI」では夜の車窓的なチルさで違う魅力を引き出しています。同じラッパーでも作品ごとに色を変える構成力が評価の高さに現れています。 一方、tiny yawnの「into the blue.」やBoardsof Canadaの「Inferno」では、終盤の開放感やキラキラ感、コーネリアス的な音の潔さなど、楽曲の構成転換や音の引き算が菜緒都さんの心を掴んでいます。日本語勢ではa子の「lovely moments」のボーカル心地よさ、野口文の「死んでも一生」のルールからの解放感が同じ評価軸で好まれています。菜緒都さんは音像の工夫とボーカル表現の魅力を同等に大切にする聴き手です。 5月を通じて、ビートセンスと音の扱い方が揃った作品への執着度が高まっています。
Generated by AI