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特筆すべきはオロノのボーカル。澄んだアンニュイさを湛える彼女の脱力した声が、オートチューンのエフェクトを通して無数に枝分かれするように一人多重コーラスを奏でます。 この美しいハーモニーが本当に心地よくて聴き惚れます。モダンな教会音楽。 そして白眉は最終曲の”I don’t get by”。 とにかく聴いてほしいのはこの曲です。 Weezerの1stアルバムの名曲”Holiday”の変奏バージョンのようなオルタナティヴなギターサウンドに乗せて、ここでオロノはとても赤裸々な心情吐露を歌います。 「父のことを考えながら作った」という本作の楽曲群には、必然的にオロノ自身のパーソナリティが手付かずで込められているようにも感じます。 みんな聴こう。