音楽活動 12件
6月はジャンルの垣根が消える月でした。 スカイ・フェレイラの『Night Time, My Time』から始まったYassの6月は、契約問題で埋もれた才能への懺悔のような聴き方です。それがキム・ペトラスやオリヴィア・ロドリゴへと繋がり、メインストリームの枠組みの中での創意工夫を追いかけています。一方で、yulia『Kindness, she's so Jealous』やBlanca Paloma『Trenza mía』といった発見は、ジャンルそのものを超える作品ばかりです。Blanca Palomaはラテンポップとドラムンベースが同居し、Carolyn Polachekの遠い親戚のような存在として記述されています。 Ok Goodnight『stop/go』やSix Sex『ULTRA』は、テクニックと欲望の両方が渦巻く作品です。ポール・マッカートニーの宅録的作品やDeath Cab for Cutieの自分たちとの再会という、過去への向き合い方の多様性も特徴的です。Iceageまで含めると、Yassは2026年上半期で最も刺激的な音楽体験を重ねた聴き手の一人のようです。
The Odyssey (Original Motion Picture Soundtrack)
ルドウィグ・ゴランソン
thank you saturn
Angelo Mota
素直な気持ちアルバム
長谷川白紙
Oyun Havaları
Zafer Dilek
Catch n' Release - EP
Fana Hues
Ana Moush Kafer
ジアド ラバー二 & Sami Hawat
Beethoven: Piano Sonatas, Opp. 109, 110 & 111 (Live at Suntory Hall, Tokyo, 2025)
内田光子
Are we friends yet? - EP
1000 Rabbits
Music, Fashion, Film
チャーリーxcx
FOR A NIGHT - EP
Ryan Case
Lucky to Be
Lily Meola
Foreign Tongues
ザ・ローリング・ストーンズ
Journey to the New: (Live at the Village Vanguard)
マーカス・ギルモア
MY SKYSCRAPER
Nirosta Steel
Your Day Will Come
Chanel Beads
THE BOOK for,
YOASOBI
Visitor (Deluxe)
シエナ・スパイロ
Night Time, My Time
スカイ・フェレイラ
Detour
キム・ペトラス
Kindness, she's so Jealous
yulia
IMAXで聴くのにも相応しいし、BGMとして聴くのもあり、というなかなか両立しえない事を成し遂げている。
2010年代までのカニエを強く感じさせる。サタンによって神と5分出会うまでを描いた12曲33分。 この高い生地は日本からの直輸入だぜ、とラップする#11も良い。 高音と低音の幅がもう少しあったら完璧だった。
アフロファンクからドゥワップ、ジャズからドラムンベースと各楽曲のリズムがバラバラというのが一番印象的。『ホワイトアルバム』的意匠の中で長谷川白紙という作家は、画一性や乱暴なラベリングの横行によって安逸を得ようとする世界の中で本来共有されていたはずの綾やグラデーションを取り戻そうとする。単純化ではなく、ノイズと摩擦の中にこそ私たちは生きているのだと宣言するレジスタンスのアルバム。
クルアンビンが成し得ようとしていたのはこれか!と納得してしまうザフェル・ディレクの2作目。1975年の作品。ただこのアンサンブルは超難しい。各楽器が細やかに跳ねているからである。ワウの強弱、エレキソロ、バグラマのバッキングも音価が絶妙にコントロールされている。それがトルコの民謡と合わさりサイケデリアを纏っている。名作。
生音の揺らぎを上手く掴まえてもいるR&B。気持ちよく聴ける。
♥ 1
10月にアナログ盤でリイシューされる大傑作。「戦時下の音楽」としても心を動かされてしまう。
今年日本のミュージシャンが出した新作アルバムの中では一番良い。傑作。
Black Country, New RoadとSquidの間のようなバンドが現れて楽しみ。今後も注視していくつもり。
ミニマムな反復に纏わりつくエレクトロ/生音の二項対立が消え去ったアンサンブル。各弦の鳴りが消え去った歪みと空間の鳴りを感じさせないドラム。ダフト・パンクの『Human After All』を少し思い出した。
ジャケットが良かったからという理由で聴いて知ったNYのプロデューサーのデビューEP。DisclosureやFred AgainといったUKの要素も血肉化していて非常に良く洗練されている。将来大物になるかも。