3月は日本ロックの源流を掘り返す月でした。 ASIAN KUNG-FU GENERATIONへの向き合い方が印象的です。BoB さんは「今のアジカンの方がすごいと思う」と述べながら、「ソルファ」を★5で名盤と定義しており、新旧の両立を詳らかにしています。同時に「フジエダ EP」でも★4.5を付けており、藤枝の新スタジオで録音されたドラムの音に惚れ込んでいます。並行して「マジックディスク」の「新世紀のラブソング」を大名曲と呼ぶなど、バンドの歴史を縦横に堀り進めています。 一方で、米津玄師や L'Arc〜en〜Ciel、ずっと真夜中でいいのに。といった現代ポップスも同じウェイトで評価していきます。「形藻土」は68分の長さとシングル曲中心という構成上の不安を払拭しながら、★4.5で纏まったアルバムと評定しています。NewJeans や aespa の新曲群への即応性も見られ、BoB さんの聴き手としての射程の広さが目立ちます。 3月のBoB さんは、世代を超えた名盤の再発見と現在進行形の音楽を等価に鑑賞する、その両眼を持った聴き方が尾形を引き出していました。
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