音楽活動 6件
6月はthe HIATUSの活動に集中した月でした。 エルレ活休後の復帰作『Trash We'd Love』と『Keeper of the Flame』の2枚を改めて聴き直しています。前者は活休という空白を経た手探りの苦しみが作品に滲み出ており、『The Flare』『堕天』といった楽曲に惹かれています。後者はドラマーの柏倉隆史が加入したことで、バンドの音像がガチッと定まった瞬間が感じられる傑作で、時間が経っても色褪せていない完成度に改めて驚かされました。 一方、米津玄師『烏 - Raven -』は、派手さより静かな闘志が印象的です。LE SSERAFIM、ILLIT、KATSEYEの『ICONIC BY MISTAKE』は凡庸さが課題でした。マイケル・ジャクソンの『Bad』に5つ星をつけるなど、洋楽の傑作もスポットで聴いています。 BoBの6月は、国内ロックの深掘りと音楽史的な傑作の往復がテーマのようです。
音楽活動 20件
5月は、THE NOVEMBERSへの傾倒が目立つ月でした。 BoBさんはこのバンドの複数作を立て続けに掘り進め、「ブルックリン最終出口」のドラムの定位の変さや、「合奏」での衝撃、「Sky Crawlers」の尖ったフックに惹かれています。the HIATUSの『Hands of Gravity』では細美武士らのプレイヤビリティを、kanekoayanoの「まだ問題ない」では林さんのギター音を捉えるなど、楽器の質感や定位への感度が高いことが伝わってきます。一方、aespaの「WDA」ではDem Jointzのプロダクションに反応し、マイルス・デイヴィスの歴史的セッションに満点を与えるなど、ジャンルと時代を超えた聴き方をしています。Chara & YUKIの『echo』は統一感の欠如を指摘するなど、アルバムとしての完成度にも目を配っています。 5月のBoBさんは、細部の音響特性を愛おしむリスナーの姿が浮かび上がる月でした。
音楽活動 63件
4月はBoBの音楽的な広がりが如実に表れた月です。 BUMP OF CHICKENの『Orbital Period』は今月一番聴き込まれ、「変な曲が多いのに、ちゃんとキャッチーなのは、流石」と評されています。同時にYggdrasillやCosonautといった過去作も高く評価され、このバンドへの信頼の厚さが窺えます。一方、Ben Frostの『Palestine 36』やNine Inch Noilzのコラボ『Nine Inch Noize』は★5の最高評価で、「大きな影響受けてしまうやつだ」とヘビロテが約束されました。 Mr.Childrenへの向き合い方も印象的です。『Sense』を「2000年代のミスチル最高傑作」と位置づけ、『Soundtracks』は「もっと評価されていい大傑作」と推す一方で、『Reflection {Naked}』には「単調なイントロが多い」と冷静に指摘するなど、作品ごとに丁寧に考察しています。細野晴臣『HOSONO HOUSE』やWatts Prophetsなど、小林雅明さんのディスクガイドに沿った開拓も進行中です。 4月のBoBは、得意なJ-POPの深掘りと並行して、ファンク、アバンギャルド、ジャズまで取り込む音楽的な貪欲さを示しました。
音楽活動 72件
3月は日本ロックの源流を掘り返す月でした。 ASIAN KUNG-FU GENERATIONへの向き合い方が印象的です。BoB さんは「今のアジカンの方がすごいと思う」と述べながら、「ソルファ」を★5で名盤と定義しており、新旧の両立を詳らかにしています。同時に「フジエダ EP」でも★4.5を付けており、藤枝の新スタジオで録音されたドラムの音に惚れ込んでいます。並行して「マジックディスク」の「新世紀のラブソング」を大名曲と呼ぶなど、バンドの歴史を縦横に堀り進めています。 一方で、米津玄師や L'Arc〜en〜Ciel、ずっと真夜中でいいのに。といった現代ポップスも同じウェイトで評価していきます。「形藻土」は68分の長さとシングル曲中心という構成上の不安を払拭しながら、★4.5で纏まったアルバムと評定しています。NewJeans や aespa の新曲群への即応性も見られ、BoB さんの聴き手としての射程の広さが目立ちます。 3月のBoB さんは、世代を超えた名盤の再発見と現在進行形の音楽を等価に鑑賞する、その両眼を持った聴き方が尾形を引き出していました。