5月は、THE NOVEMBERSへの傾倒が目立つ月でした。 BoBさんはこのバンドの複数作を立て続けに掘り進め、「ブルックリン最終出口」のドラムの定位の変さや、「合奏」での衝撃、「Sky Crawlers」の尖ったフックに惹かれています。the HIATUSの『Hands of Gravity』では細美武士らのプレイヤビリティを、kanekoayanoの「まだ問題ない」では林さんのギター音を捉えるなど、楽器の質感や定位への感度が高いことが伝わってきます。一方、aespaの「WDA」ではDem Jointzのプロダクションに反応し、マイルス・デイヴィスの歴史的セッションに満点を与えるなど、ジャンルと時代を超えた聴き方をしています。Chara & YUKIの『echo』は統一感の欠如を指摘するなど、アルバムとしての完成度にも目を配っています。 5月のBoBさんは、細部の音響特性を愛おしむリスナーの姿が浮かび上がる月でした。
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