3月は再発見と新しさの共存です。 照沼健太さんは今月、時間軸を自由に行き来する聴き方をしていたようです。『Harry Styles』について「2017年にロックをやるの、本当にすごい」と驚き、その数日後に同じハリーの新作『Kiss All The Time. Disco, Occasionally.』を聴いて「自分の青春だから、むず痒い」と感じています。リバイバルの波に翻弄されつつも、彼のトレンド外しが「結果それがトレンドになるのが彼のヤバさ」と認識する目利きぶりです。一方、『DE9 | Closer to the Edit』では5つ星をつけ「音楽との向き合い方/聞き方を変えてくれたマスターピース」と記しました。アンビエントの巨匠リッチー・ホーティンの作品との出会いは、今月の照沼健太さんにとって別の意味での再発見だったのかもしれません。 評価のみですがBlonde』『Portrait of My Heart』『Unknown Pleasures』『Is It It』『In Utero』と全て5つ星。実験性と完成度の両立する作品群への傾倒が見えます。日本の作品ではBUMP OF CHICKEN』『米津玄師』『藤井 風』と幅広く、バッド・バニーやMitskirなど海外新世代勢も視野に入っています。音楽の時代や国籍を超えた貪欲さが、3月の聴き方を特徴づけていました。
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