音楽活動 17件
6月は多彩なジャンルとアーティストが混在する、実験的な月でした。 カニエ・ウェストの「DELUXE」と「GEMINI SEASON」、Jojiの「Piss In The Wind (Deluxe)」といったヒップホップとR&Bの重厚な作品が聴かれた一方で、米津玄師の「烏」やaespaの「LEMONADE」シリーズなど、J-POPと韓流アイドルポップへの関心も並行しています。べ。にとって6月は、国内外のジャンル横断的なリスニングが特徴的な時期だったようです。ザ・ヴァーヴの「Urban Hymns」といったブリットポップの古典から、omnostéreoやAyaseといった新進気鋭の制作者まで、時代や地域の枠を超えた選曲の広がりが目立ちます。 月を通じて、べ。の耳は次々と異なるサウンドへと向かい続けていました。
音楽活動 25件
5月は崎山蒼志の世界に深く入っていく月になりました。 べ。がレビューに書いた通り、崎山蒼志の作品群では「憂いと軽さの共存」が繰り返し現れています。「SOS」での歌声の味わい、「泡沫」で鳴り続けるグリッチやパーカッションといった音の細部まで、丁寧に聴き込む姿勢が伝わってきます。諭吉佳作/menとのコラボレーション「ghost」への特別な好意も、彼のフィーチャリング周辺での活動に関心を示しているようです。同時に、「掴みどころのない切なさ」と「共存への希望」という相反する感情が並存する楽曲への没入は、その複雑さを受け入れる聴き手の成熟を感じさせます。 一方で聴いた24曲全体を見ると、yonige、NMIXX、チャーリーxcx、wave to earthなど、ジャンルも地域もまたがる多様なアーティストが広がっており、特定のレーベルやムーブメントに限定されない聴き方をしています。崎山蒼志への傾倒と、その外側への開かれた探求が、5月のべ。の音楽体験を形づくっています。
音楽活動 17件
4月は、べ。を揺さぶるサウンドとの出会いが続いた月です。 Purelink & Rainy Millerの「Barrons Hotel / Yellow Bones」では、お腹と頭に「グワァ~」と迫る1曲目とざらついたまま昇天する2曲目の10分が無限ループする魅力に目覚めました。羊文学の「our hope」では、OOPARTSの予感とワクワク感に全身で応答しています。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「フジエダ EP」では、ジョニーのラスサビ歌詞が深く刺さり、歌詞から呼び起こされた藤枝の公園での幼少期の記憶、そして高校でのライブハウスでの出会いが遠投のようなギターと共に蘇ってきました。「それはまだ割と魂から消えないでしょう」という一節が、時間の階層を縮めています。 蓮沼執太の「花緑青が明ける日に」ではMarbleやCapgazeの耳をくすぐるノイズが、dearyの「Birding」ではやさしい歪みが心地よく、カニエ・ウェストの「BULLY」ではシーケンス間の繋ぎのゾクゾク感と低音の心地よさで初めてのYeの扉が開きました。4月のべ。は、音の質感の揺らぎや歌詞が掘り起こす記憶の層を丁寧に拾い上げていた1ヶ月でした。