6月は自分の音楽の幅を改めて実感させてくれた月です。 ミューズの「The Wow! Signal」は圧倒的でした。fafnirさんは「この20年で一番良い」と言い切り、メタリックなリフと仰々しいメロディーの組み合わせにミューズらしさを感じつつ、「Cryogen」「Hexagons」の初期的な激情に惹かれています。並行して聴いたオリヴィア・ロドリゴの「you seem pretty sad for a girl so in love」も印象深く、ニューウェイヴやスマッシング・パンプキンズ的なストリングスを纏いながら、恋愛のストーリーを紡ぐ構成が、温故知新へのこだわりを示していました。 一方で冥丁の「瑪瑙」やDua Salehの「Of Earth & Wires」といった、より実験的でジャンル越境的な作品群も並行して聴き進めています。00年代インディーのガレージロックリバイバルよりも、サンティ・ゴールドのようなジャンル越境性に惹かれてきたfafnirさんだからこそ、これらの不規則さやオーガニックさが響いているのかもしれません。夏本番を前に、ミューズの壮大さから実験的な音響まで、多面的な音楽体験を重ねた月でした。
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