アートワークはバロック以降風?だが音楽的にはいわゆるゴス的。Cold CaveがNew Orderの忠実再現に励んだのとも違い、1981年のDAF、1982年のThe Cure、1985年のNew Order、すべて上滑りしながらどこでもない彼方まで飛んで行ってしまう。なぜ今これをやろうと思った? ぜんっぜん意味わかんない、ゆえに最高。
うたもギターも鍵盤もあるが、耳が空中浮遊していく不思議なアルバム。思い出すのはピンク・フロイドの『The Division Bell』とザ・キュアー『Songs of Lost World』。ピンク・フロイドのそれはデヴィッド・ギルモア色が強く当時“アンビエント化”したと批判された。ザ・キュアーのそれは去勢したポストパンクのような作品。
ミックステープ的なアルバム。2024年のミックステープもそうだったが、Futureは「全部同じに聴こえる」作品をたまに作る。FutureはMetro Boominとの2024年作が一番好き。
ニコラス・ジャーの細かい音作りは信頼している。でも久しぶりに聴き返すとアンセム的な曲ないし、記憶に残るタイプの曲はない。
J Husはこのアルバムだけ好き。Mura Masaのファーストと同年、イギリス。ジャンル混交の本格化・大衆化した2017年という時代とシーンの音そのもの。ふつうにビートが良い音すぎる。
Future Frequences Festival 2026、わたしはロレイン・ジェイムズ、Nosaj Thing×真鍋大度、原摩利彦、セイバーズ・オブ・パラダイスの4組しか見れなかったんだけど、セイバーズ・オブ・パラダイスが一番印象に残った。もちろん原摩利彦の超アブストラクトなセットと比較するものではないけど、セイバーズ・オブ・パラダイスの有機的に感じられるプリミティブな電子音、ダブ的な音響はやっぱり大好き。このセカンド・アルバムにもそれは通じているが、いまいちその身体性をレコードには落とし込んでいない、エレクトロニカ的な机上の音楽体験としての側面が強い。
ブラジル発、アートワークの世界観そのまま、湿度と密度の多いエクスペリメンタル・ロック、。black midi以降、こういうサウンドに対する「開き直り」ともとれる奔放さをよく見るようになった、それはとてもおもしろいことだと思う。
PiL「Flowers of Romance」を2010年代前半ポストインダストリアル以降の創造力で再試行、そこに70年代末USパンクの痙攣するボーカルも添えて。11分、11分、うるせえな。1周目を聴き終わるまで11分しかないことに気づかなかったし、聴いている体感では25分くらいのアルバムに聴こえるし、その密度感に目を向けるほうが大切。
こういうエクスペリメンタルで長尺で聴かせるタイプの作品が「Xの音楽好き」のあいだで話題!みたいなの、もうええわ〜。
『Quest for Fire』には及ばないが相変わらず耳を楽しませてくれる。最近のスクリレックスは「チーム友達」モードで、ユーモアよりも人間力(?)推しになってきたね。
すばらしい。『loveless』の甘い陶酔と「なにか」の間のなにか。「なにか」が思い出せない。
フライング・ロータス、随分語りにくい存在だ。本作もチップチューンなど要素を詰め込んで「ほら、語ってね」仕草をするけれど、純粋主義者や作家至上主義者がそれを許さない。『スーパーマリオ』の曲の旋律の変奏を埋め込むなど遊び心のあるラフなEPでもあると思うが、いつだって語り手の首を絞めるのはべつの語り手だ。もうおまえたちには何を奪われたくないのに、もっと孤独でいたかった。
ファーストはセカンドと比べるとラーガ・ロック色は薄かったんだな。クルアンビンのボーカル/ベースのメンバーはインタビューを読む限り非常に我が強い人物にみえるのだが、ベースの演奏においては非常に抑制的な印象をもっているのが意外に思える。
ふつうにレオン・ブリッジズの歌声に魅力や色気を感じない。好みの問題。
おそらく初期でクリエイティビティを出し尽くしてしまい、その後は自身らの手癖で惰性的にやりつづけているか、それとも新たな方向性を模索しようとして失敗しているかのどちらか。
ロックだ、ラウンジだ。Khruangbinはインストでいい。Glass Beamsの登場時にKhruangbinと比較されたが、Khruangbinのこの作品世界や音像の構築力がGlass Beamsには足りないと思う。
ふつうにボーカルがあまり魅力的に感じられない。楽曲も、ロックが足りない。
要素詰まりすぎてやばい。1991年からみた新時代のラップ・ミュージック、未来のエレクトロニック音楽の基礎教養、ここを前提にそれ以降のエレクトロニック・ミュージックは進むことを強いられただろう。
良いけどそこまで印象に残らない。⭐︎5点満点だと⭐︎4だけど、100点満点でいうと76点くらいのアルバム。
音がいいラテン・ポップ。バッド・バニーやロザリアは2歩くらい次のステージに。かつての形のレゲトンやネオペレオとかの時代は過ぎ去った。よりメロウだったりプログレッシブだったりするものだけが残っている。
まだ実験性は残っているけど、基本的にはルー・リードの「ソング」のアルバム。
忌野清志郎の声のアルバム。歌詞ももちろんいいけど、老婆のような声が圧倒的。これは初期の踊ってばかりの国・下津にも同じことが言える。
あまり好きになれないアルバム。プロダクションが好きじゃないのかな。デヴィッド・ボウイ「Five Years」→RCサクセション「スローバラード」→ブランキー・ジェット・シティ「悪いひとたち」の系譜。
「そんなに良いか?」なアルバムだけど、久しぶりに聴くと意外と良い。多彩な音色と楽曲、ローリング・ストーンズのワナビーだけど。
様式化して以来のオルタナティブR&Bみたいなのあまり関心ないけど、ジェイムス・ブレイクの音像ありきで聴いていられるとこある。
音めっちゃいい。空間的なキック、バキバキの電子音。
ネオサイケデリア×クラウド・ラップ。今っぽいけど、いかにリル・ヨッティやBladeeあたりが偉大かという話ですね。
映画『口に関するアンケート』を観た直後にこのアルバムを聴いたので、「サーッ」というグリッチ・ノイズが蝉の鳴き声にしか聴こえんかった^_^
ストリーミングで聴けなくなったのでSoundCloudで。2019年ごろだったか、自分は本当に無邪気に音楽を聴いていてStanding On The Cornerもそのひとつだった、きっとSOTCのメンバーの制作の手つきも非常に無邪気で、その無邪気さと完成度の高さ(完成度の高さとは?)のアンバランスさに魅了されていたのだと思う。
交響曲は「音が遠くてうるさい」から苦手です。インダストリアルやEBMみたいな「音が近くてうるさい」音楽は好きです。
ミツメとは違うのに、川辺素ではある! 当たり前か!
う〜ん、
まあ〜こんなもんかな。「brat以降」みたいな音楽になってたらどうしようかと思ったけどそんなことはなくて安心。どちらかというと近いのは、デュア・リパ『Future Nostalgia』、ビヨンセ『RENAISSANCE』、あとOklou。すなわち70〜90年代のフロアを見ながら横目で未来も夢見る、お行儀のよい音楽!
軽やかなインディー・ポップ、めっちゃ聴きたい。2000年代勢が健在かつ復活あるいは再評価の兆しのある今だからこそ。
学生ぶりに聴いた。「Come As You Are」のストリングス・アレンジは、くるり『Philharmonic or die』 やGO!GO!7188『アコースティック大作戦!!』の「青い亀裂」など、後世のライブ録音に多大な影響を与えたと思う。 ジェフ・バックリィや初期エリオット・スミスみたいな、「エレクトリック・ギターをアコースティック・ギターに持ち替えただけのオルタナティブ・ロック」は、ソングライティングと音色が噛み合わないと感じるから苦手なんだけど、でもさすがにニルヴァーナは別格。カート・コバーンはエレクトリック・ギターじゃなくて、声がロックなんだな。すみません。
めっちゃいい! シンガーソングライターだかトラッメイカーだか全然わかんない、異様な音楽。でも、「Xの音楽好き」っぽすぎるからあんま好きを表明したくない!!
名前も知らなかった、こんなバンドもいたんだな。
キャリアの長いピークのすぎたバンド、期待されないって気の毒だよな。単にリスナーが置いていかれてるだけでは?とモデスト・マウス新譜を聴いて思う。すごく良いとは思わないけど、「あの頃」とやらはここに、2020年代に恥ずかしくない音像とともにある。むしろわたしには2000年代の「名盤」のほうが音的に聴けなかったりする。
シューゲイズなんだけど同人音楽的な手ざわりが残る。女声ボーカルの質感かな。
個人的な定義だとポストパンクというよりニュー・ウェイブに近いかな。グラム・ロック譲りのギターがべたっと歪んだ、パンクの次の音楽。すなわちニュー・ウェイブ。
最初の1曲そして序盤は最高。後半ダレる。
同じくヒリつくように塩辛い(?)ギター。
歌心だ、歌謡だ。エリオット・スミスみたいなヒリヒリと緊張感あるエモーショナルな歌。いわゆるブラジルっぽさは薄い、というかブラジルっぽさって何だっけ? 随分テキトーに音楽聴いてるんすね、みんな。俺と一緒だな。
ふつう。良いラップ・アルバムなのはわかるけど、良いラップ・アルバムでしかない。自分がふつうに良いラップ・アルバムが好きじゃないことがわかった(じゃあ何が好きなの?)。
疾走感やばい、つぎつぎに次の曲に変わっていく。
1曲目の緊迫感、バイオリンやばい!!!
こんなに良かったっけ? 自分の「うた/歌謡」に対する視座が変わったことを実感。昔は聴けなかったハンバートハンバートとかミツキとか聴けるようになったんだよね、みたいな聴き方。
こんなによかったっけ?と思うほどいい。作曲より演奏よりプロダクションのレコード、ディーン・ブラントの『Black Is Beautiful』やA.A.L.の『2012 - 2017』と比較されるべきレコード。今日来日公演ですね(地方在住なので行かない)。
最近の曲のほうがいい気がする。8分打ちのピアノに“大きな”プロダクションという、EDM以降のスタジアム・ロックみたいなアレンジの曲があって笑った。コールドプレイで一番好きなアルバムは『A Head Full of Dreams』。
先日goatのライブを初めて観たとき、スティーヴ・ライヒみたいだと思った。僕は子供のころから聴いていたフィリップ・グラスの方が思い入れがあるけど、今はスティーヴ・ライヒの方が好き、なんかXの音楽好きみたいで嫌だ。グラスよりライヒの方が若い音楽オタクからの受けがいいのは、ライヒの方が名盤やアイコニックな代表曲が多いからだと思う、なんとも消極的で息の短い音楽の楽しみ方だと思うが自分も他人のことは言えないのである。