6月は、菜緒都さんが過去作の再発見と同時代ポップスの刺激を両立させた月です。 チャーリーxcxの『Pop 2』への評価からは、空間感とベースの質感に惹かれる姿勢が見えます。コラージュ的な構成とそこに立ち上がるメロディのバランスが、菜緒都さんの好みと合致したのでしょう。一方で『SUCKER』ではアンセムっぽさを肯定しながらも評価は一段下げており、ポップへの振り切り方や説得力で判断している様子がうかがえます。L'Arc-en-Cielの3作品を立て続けに聴いた時間も印象的です。ポッドキャストをきっかけに『KISS』から始まった探索は、『True』『ray』へと広がっています。レビューからは、ラルク独特の「領域展開」的な世界観の構築と、同時にRadioheadやDir en greyといった参照元への敏感さが伝わってきます。 Y2K!やMall Tape 3といったビート主体のトラックへの高い評価も並行しており、オリヴィア・ロドリゴのバンドサウンドの高揚感も含めて、菜緒都さんの耳が多様な時間軸の音楽を自在に行き来していたことが分かります。
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