音樂活動 26 筆
7月は、ボーカルとプロダクションの質感を重視した選曲が目立ちます。 菜緒都さんが掘り下げたレビューの中でも、**Reality Awaits**のThe Strokesと**MODE POP**のe5が特に響いたようです。ストロークスの「気だるいボーカルとプロダクション」への評価と、e5の「(sic)boy感のあるメロディとエモさ」への言及からは、余韻を残しながらも質感のしっかりした楽曲への志向が読み取れます。また**Papercut**のImani Imaiiについては、フランク・オーシャンやジャネール・モネイといった参照先を挙げながら、ゆったりしたギターサウンドへの没入を描写しています。 一方、チャーリーxcxの**Music, Fashion, Film**では「核となる音が薄い」という違和感を言語化し、aespaの**KISS N TELL**では期待値とのズレを率直に表現するなど、単なる好悪を超えた聴き込みが見られます。評価のみの作品も4つ星が大多数を占め、全体的に高い水準の作品群に触れた月となっています。
音樂活動 18 筆
6月は、菜緒都さんが過去作の再発見と同時代ポップスの刺激を両立させた月です。 チャーリーxcxの『Pop 2』への評価からは、空間感とベースの質感に惹かれる姿勢が見えます。コラージュ的な構成とそこに立ち上がるメロディのバランスが、菜緒都さんの好みと合致したのでしょう。一方で『SUCKER』ではアンセムっぽさを肯定しながらも評価は一段下げており、ポップへの振り切り方や説得力で判断している様子がうかがえます。L'Arc-en-Cielの3作品を立て続けに聴いた時間も印象的です。ポッドキャストをきっかけに『KISS』から始まった探索は、『True』『ray』へと広がっています。レビューからは、ラルク独特の「領域展開」的な世界観の構築と、同時にRadioheadやDir en greyといった参照元への敏感さが伝わってきます。 Y2K!やMall Tape 3といったビート主体のトラックへの高い評価も並行しており、オリヴィア・ロドリゴのバンドサウンドの高揚感も含めて、菜緒都さんの耳が多様な時間軸の音楽を自在に行き来していたことが分かります。
音樂活動 15 筆
5月は、菜緒都さんの好みが明確に表れた月でした。 ドレイクの3作品がこの月の核となっています。「ICEMAN」は一見すると標準的なラップアルバムながら、ビートチェンジのセンスと「OK」「LetsGo」の言い方が発明的だと感じさせ、毎日聴くほどの沼に。「MAID OF HONOUR」ではダンサブルなビート感とDrakeの声質の唯一無二感が両立し、「HABIBTI」では夜の車窓的なチルさで違う魅力を引き出しています。同じラッパーでも作品ごとに色を変える構成力が評価の高さに現れています。 一方、tiny yawnの「into the blue.」やBoardsof Canadaの「Inferno」では、終盤の開放感やキラキラ感、コーネリアス的な音の潔さなど、楽曲の構成転換や音の引き算が菜緒都さんの心を掴んでいます。日本語勢ではa子の「lovely moments」のボーカル心地よさ、野口文の「死んでも一生」のルールからの解放感が同じ評価軸で好まれています。菜緒都さんは音像の工夫とボーカル表現の魅力を同等に大切にする聴き手です。 5月を通じて、ビートセンスと音の扱い方が揃った作品への執着度が高まっています。
音樂活動 22 筆
4月は、菜緒都さんにとって声の力が解放される月でした。 SWAG IIでジャスティン・ビーバーの「最高のヴォーカリスト」ぶりに衝撃を受け、THIS MUSIC MAY CONTAIN HOPE.ではRAYEの「ヴォーカルのパワー」に「今年暫定トップ」と宣言するほど、ボーカリストの表現力を軸に月を重ねています。コーチェラ2026での体験がアルバムを聴く解釈に直結する、という音楽体験の透明性も特徴的です。同時にDistractedのThundercatやDIR EN GREYのように、ボーカル以外の創造性にも丁寧に耳を傾けており、トラックワークの細部を言語化する力も際立っています。 一方で、ずっと真夜中でいいのに。ではキャラの強さゆえの「全部同じに聞こえる」という違和感、M.I.7での「肩透かし感」など、期待値と実際のズレをしっかり記録する誠実さも見えます。自分の求める「新しさ」や「とんがった部分」を言語化しながら、何度も立ち返ること。それが菜緒都さんの4月の音楽関係です。
音樂活動 22 筆
3月は、菜緒都さんが幅広いジャンルを精力的に掘り進めた月です。 ジェイムス・ブレイクの最新作『Trying Times』と自身の代表作『James Blake』へのアプローチの違いが印象的です。『Trying Times』では「メジャーコードで穏やかな感じ」と近作の中での聴き続けたさに惹かれつつも、『James Blake』では「20Hz以下だけで音楽になる」という極限の音響美に「永遠ループ」状態で没入しています。同じアーティストでも作品ごとに別の魅力を感じ取る眼差しが際立っています。 一方、フライング・ロータス『BIG MAMA』やOklou『choke enough』では、実験的で浮遊感のあるプロダクションに惹かれる傾向が見られます。特に「静かなyeule感」「浮遊感」「メロディーも美しすぎ」という評価から、メロディーの美しさと音響の先鋭性を両立させた作品への志向が強いです。同時にアジア系アーティストへの関心も高く、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやBTSなど名立たるバンドにも向き合いながら、5lackやDaichi Yamamoto等の作品にも深く入り込んでいます。フロウ、ビート、メロディー、歌詞へのこだわりから、多角的に音を評価する姿勢が一貫しています。 3月の菜緒都さんは、既成のジャンル概念を超えた新しい表現形式を求め続けていました。