4月は、ふみの音楽的な幅と感受性の豊かさが際立つ月です。 adieuの「元気?」では、柴田聡子の歌詞「元気でもないし、落ち込んでもないし」という絶妙な感情の機微に惹かれ、Panchikoの「D>E>A>T>H>M>E>T>A>L」ではUKシューゲイズとトリップホップが交差する宅録感に「時を超えてタイムトラベルしてきたみたい」と、時間を超えた響きを感じています。一方で、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Stadium Arcadium」のように散漫さを認めつつも「ずるい」仕掛けの数々を愛し、Tom Mischの「Full Circle」は気分が合わなかった率直さまで、その月その時の自分に正直です。 Laura day romanceの「roman candles 憧憬蝋燭」では「このバンド良い曲しかリリースしてないぞ」と感嘆し、Sundae May Clubの「It's Windy」では長崎の同県民として応援する想いを込め、Mitskiのボーカルの存在感に「ふみロックのヘッドライナーは間違いなくmitskiになるだろう」と宣言するなど、好きな音楽への向き合い方は人間らしく、個人的です。22本のレビューを通じて、ふみは音楽を聴くのではなく、対話し、思考し、時に迷いながら楽しむ人として映ります。
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