4月は、ソウル・ファンク・ジャズの深掘りの月です。 カーティス・メイフィールドの「Sweet Exorcist」への満点評価からも分かるように、歩ークウィン菜ーさんの今月のリッスニングは、一曲一曲の構成美と感情の揺さぶりに全力で向き合う姿勢が貫かれています。冒頭の「Ain't Got Time」から「これはベストトラックじゃないか」と興奮し、その後の曲たちに同じ高さで応答される体験。また、Minnie Ripetonの「Adventures In Paradise」ではA TribeCalled Questとの接点を見出しながら、「全ジャンルの最高峰」と断定する判断眼の鮮烈さが印象的です。 一方で、ジェームス・ブラウンやウォーといった前衛的な作品への寛容性も目立ちます。「散漫だが頭2曲が超絶かっこいいから3.5点」というスタンスや、ウォーの「やり方よく分かんねぇけど好きなもの混ぜてやったよ」という楽しさへの共感は、完成度よりも衝動と個性を信頼する聴き手の姿勢を映しています。 4月の40件のリヴューを通じて、歩ークウィン菜ーさんのリッスニングは時代・国・ジャンルを超えた音源への信頼と、それぞれの作品と向き合う時間を最優先にしているのだと感じられます。
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