6月は懐の深いsetsumasa8さんが、多様なジャンル横断で試行錯誤した月です。 ザ・ウィークエンドの「Hurry Up Tomorrow」は、スコアは控えめながら「マイケルなんだよな」というコメントに本音が滲みます。長さへの戸惑いは感じつつも、その求心力を認めずにいられない様子が伝わってきます。一方Omoinotakeの「Pieces」では、1曲「幾億光年」に惹かれてのアルバム体験。光年の距離を計算してまで作品と向き合う姿勢に、音楽への接し方の真摯さが現れています。 文坂なのの「Lost & Found Vol.1」で「金太郎飴」と揶揄しながらもコンセプト評価でプラスに転じたり、THE BACK HORNで「知ってるバクホンじゃない」から「ほろっと来た」へと心が動く経験をしたり、6月のsetsumasa8さんは既存の枠を外されながらも新しさに開かれていた月だったようです。 すべての作品が、予想と異なる何かをもたらしてくれた月だったのでしょう。
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