Aja
スティーリー・ダン
Hitsville USA - The Motown Singles Collection 1959-1971
Various Artists
Pacific Street
ペイル・ファウンテンズ
The Complete Stax / Volt Soul Singles, Vol. 2: 1968-1971
Various Artists
Get Happy!!
エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ
London Calling
ザ・クラッシュ
Exile On Main Street
ザ・ローリング・ストーンズ
The Doors
ドアーズ
Manassas
スティーヴン・スティルス
スティーリー・ダンの「Aja」もマナサスと同時に小倉エージさんの紹介で知った。昔から雨の日の音楽としてよく聴いている。鬱々とした天気の中であまりアッパーな曲をかけるより、9thコードとかで不安定な感じで徐々に上がっていく感じがいい。1977年当時のフュージョンの演奏家たちの素晴らしさ。「Aja」を聴いているうちに雨が上がるという感覚がある。
「ヒッツヴィルUSA」はモータウンがデトロイトにあった時代がすべて詰まったコンピ。1992年に買っている。学生時代はとにかく「いいものは全部聴きたい」と思って、スタックスもモータウンもボックスを買って、ずっと聴いていた。黒人のミュージシャンが「白人にもウケるポップな音楽」をやろうとしても、染み出してきてしまう彼らの独自のメロディやリズムが面白かった。モータウン➔エルビス・コステロ➔ミスチルのシーソーゲームとか、ありとあらゆるところにモータウンは今もあり、そのたびにモータウンが聞きたくなる。
ペイル・ファウンテンズの「パシフィック・ストリート」は渋谷のZESTで買った。多分、マイケルヘッドが後にやったシャックというバンドの音楽の方を聴いていて、ペイル・ファウンテンズを後から聴いたと思う。橋下徹さんのサバービアにペイル・ファウンテンズのシングル「Thank you」が載っていて、いつか買ってやろうと思っていた。「パシフィック・ストリート」には「Thank you」は入っていなかったのだが。もちろん僕もフリッパーズ・ギターや渋谷系を通っているので、小山田くんが推薦家として推していることも知っていた。いつ聴いてもいい。アコギとトランペットがこれほど青く鳴っている音楽はなかなかない。
スタックスソウルシングルズは、メンフィスというミシシッピの流域にある、南部の黒人のソウルミュージックのレーベル。忌野清志郎さんがオーティス・レディングのことを話していて、それとサム&デイヴくらいしか知らなかったんだけど、これでステイプル・シンガーズとかアルバート・キングとか、今も好きな音楽がとにかくたくさん発見できた。データを見ると1991年に出ていて(Vol.2は1993年)もう35年経ってるんだけど、2000年にピチカート・ファイヴが解散するときに「可愛く女性的というようなものに飽きた」と小西さんが言っていて、なんかそういう気分がわかると思って、そのときにまた聴きはじめた。人生で何回も聞き時が来る。
コステロもパンクからニューウェーブに移行する流れを追っているときに知り、いい曲がものすごく多いので、パンクとは少し違う感じで聴いていた。いいメロディーに載せて「怒り」を歌う感じ。それとこのアルバムではアッパーなモータウン感が溢れていてそれに惹かれている。
クラッシュの「ロンドン・コーリング」は1988年くらい、大貫憲章さんの文章で知った。これとファーストの「白い暴動」を最初に聴いて、結局クラッシュは全部聴いた。「白い暴動」に無くて「ロンドン・コーリング」にあったのはポップなスカ。英国には植民地だった歴史からジャマイカ移民がいること、その音楽にパンクバンドたちが共感していたことなどを知ったし、音楽的にも魅力的だった。スペシャルズもここから知った。
ストーンズの「メインストリートのならず者」は、ブルースやゴスペルがものすごくポップかつクールに彼らの音楽に変換されていると感じて、よく聞いた。自分がニューオリンズに留学していた時代に聞いた街場で鳴っている音はもっと大衆的でその良さもあるが、このアルバムはポップといなたさが絶妙なバランスで成り立っている。これ以前のストーンズはどこまでいっても英国のバンドという感じを強く感じる。ストーンズではこれと「ブラックアンドブルー」をよく聞いている。
ドアーズは1991年のオリバー・ストーンの映画を見る前に既に聞いていたので、1990年くらいに聞いたかも。オルガンジャズみたいなものも流行ってたので、ベースレスでオルガンが入っているし、コルトレーンをリファレンスしていたりして、ちょっと違うロックバンドというイメージで詩にも惹かれた。このアルバムからクルト・ワイルとかティモシー・リアリーとか知った。
マナサスというバンドは1990年代にレコード・コレクターズで小倉エージさんが紹介していて知った。スティーブン・スティルスとバーズのクリス・ヒルマンが、カントリーとロックとブルースとゴスペルというようなアメリカの伝統音楽のポップ化をしたようなバンドサウンド。ストーンズには米国の黒人音楽のアップサイドが詰まってるけど、こちらはもっと白人的で内省的。ジェイムス・テイラーもこの流れで好き。