音楽活動 16件
6月は、大作の再聴と新作の開拓が共存した月です。 照沼健太の月を彩ったのは、やはり古典への深掘りです。ニルヴァーナの『MTV Unplugged In New York』やマイケル・ジャクソンの『Thriller』『Off the Wall』は、いずれも5つ星の評価。特に『Off the Wall』については空間オーディオ版への高い評価を記しており、聴き慣れた作品こそ新しい技術で再発見する喜びが生まれると語っています。その一方で、米津玄師の『Bremen』に向けられたレビューは現在地からの問い直しに満ちています。「J-POP」そのものとしての壁を越える試みだったのか、それとも壁そのものを描いた作品だったのか。その問いは、今月の聴き手の関心の鮮度を示しています。 また『For Love of Grace & the Hereafter』への「AI時代に『生きてる』と感じられる音楽」という評価からは、2026年という時点での音楽的な求心力がどこにあるのかが見えてきます。ドレイクやスクリレックス、ディスクロージャーといった評価のみの作品群に、ポール・マッカートニーも加わり、古今東西の音像を横断する聴き方が明瞭です。 6月は、音楽との距離を柔軟に保ち続ける月でした。
『キングダム』読みながら聴いてました。あとは小松左京『果しなき流れの果に』とか、壮大な物語の読書と相性抜群なので、そういう意味でもおすすめです。それと「アシタカとサン」は次作『千と千尋の神隠し』につながる曲になってると思ってますが、どうでしょう。
サビにマジでビビった!J-POP暗黒時代の音楽ムーブメント「青春パンク」を反転させるかのような一曲。
「後遺症」めちゃくちゃカッコいい!同時リリースの再録でも『Drug TReatment』とは仕上がりの印象が全然違っていて、こっちは「やり直し」感がほとんどないのがおもしろい。こっちはむしろ「別テイク」的。
笑えるほどオリジナルと違う、再録盤。90年代からの30年で何が変わったのか、その間にどんな音楽があったのか?同じアレンジでのリレコーディングだからこそ伝わる、想像以上に意義深い試み。そしてやたら高まるメタリカ『メタリカ』再評価熱。
「M!LKとモナキの時代」に再発掘が待たれる1曲。
Mrs. GREEN APPLEの最高傑作では? 彼らの楽曲にはモータウンポップから、ハイブリッドなロック、複雑怪奇なクラシカルポップなどいくつかの路線があるけれど、すべての道が合流したかのような1曲だ。やはりとんでもなく入り組んだ構造と技巧を感じさせるんだけれども、そのタッチはどこまでもシンプルで明快。やはり最高傑作では?
常田大希ベストワークではないだろうか。何度も聴いちゃう。
♥ 1
「ひとつの時代の終わり」の象徴として記憶されそうなアルバム。
♥ 1
何年かに一度だけある、別ジャンル出身ミュージシャンが定石を外して作るあまりにも瑞々しいエレクトロニックミュージック。
パンデミックに閉ざされた2020年。それは米津玄師『STRAY SHEEP』と藤井風『HELP EVER HURT NEVER』が並んだ記念すべき年だったと言えるかもしれない。ピアノを軸に90年代R&B、ゴスペル、ジャズを融合し、岡山弁とマイケル・ジャクソンへの憧れをYaffleのプロデュースでモダンに昇華。「死ぬのがいいわ」はアニメタイアップなしで世界的にバズった初のJ-POPとなった(ピコ太郎「PPAP」がJ-POPかどうかは一考の余地あり)。そして、目を閉じたモノクロのアートワークに象徴される内省とスピリチュアリティは、誰もが他人と距離を置き、自分と向き合わざるを得なかった時代と深く共鳴していた。デビュー作としては、宇多田ヒカル『First Love』以来の衝撃か。