音楽活動 41件
6月は、ニコ助さんにとってファンク・ソウル・レゲエの月だったようです。 特に目立つのはベース音への執着です。Night Fever - Fatback Bandへの「ぶっといベースの音がカッコ良すぎる」というコメントや、Catch a Fire(Deluxe Edition)でのジャマイカ・バージョンのベース評価など、低音への感度が鋭く研ぎ澄まされています。同時にTA13OO - デンゼル カリーのように前半のポップさと後半のはっちゃけ具合、Dark Days/Light Years - Super Furry Animalsのサイケとポップの両立といった、アルバム内での質感の変化を読み込む耳も備えていました。 興味深いのは、同じアーティストの複数作品を聴き比べる丁寧さです。バリー・ホワイト、上白石萌音、Natsu Summer、ボブ・マーリーなど、複数作をスコアで評価し、時には前作との相対評価まで行っています。Natsu Summerの1st EPへの傾斜は「1stEPが良すぎて」という言い方から切実に伝わってきます。一方New Blue Sunのように「ビートレスの曲を聴いていると、僕は途中で飽きてしまう」と、自分の音楽的体質を客観視できる誠実さも印象的です。 ニコ助さんの6月は、グルーヴ感とメロディアスさのバランスを求める月間だったといえます。
音楽活動 56件
5月は、ニコ助(おバカな猫)さんにとってジャンルを越えた音楽の深掘りの月でした。 ヒップホップを軸としながらも、R&Bから80年代ソウル、ロックまで、時代と地域を往き来する聴き方が印象的です。レビューから見えるのは、音の質感や歴史的な位置付けを強く意識する姿勢です。「EXIT」での「相模原っぽいザラザラした感じ」、「Paraiso」での「ロックバンドの1stアルバムでしか出せない」青臭さへの言及には、細部を見つめ、その作品固有の世界観を言語化する丁寧さがあります。 9th Wonderのビート、Jansport Jのメロウなローファイ、Twigyのフリーキーなラップといった個々の音の構成要素への着眼も際立っています。唾奇と山下達郎といった日本の作り手への評価も高く、「鍵盤が絶妙なトラック」「気怠さが漂うラップ」というように、音響的な魅力と表現の質が重なった時の喜びが伝わります。評価スコアの分布を見ると、5つ星が多く、ニコ助さんが出会った作品群は概ね確かな手応えを持つものばかりでした。 5月を通じて、ニコ助さんは骨太で奥行きのある音楽との出会いを重ねた月です。
音楽活動 44件
4月は、ニコ助さんの音楽の好奇心がフルスイングの一ヶ月でした。 レゲエの懐の深さに改めて魅了された様子が強く伝わります。Protojeの三作品「A Matter of Time」「The Art of Acceptance」「Ancient Future」を立て続けに五点評価し、その理由を「ルーツロックレゲエとダンスホールレゲエの伝統を引き継ぎながら、レゲエをアップデートしている」と的確に言い切っています。ビートの基軸は保ちながら、ごった煮にならないポップさを備えた現在形のレゲエの魅力にハマっている様子です。 一方で、シャムキャッツの「君の町にも雨はふるのかい?」やaiko「BABY」といった日本語ポップスへの向き合い方も丁寧です。シャムキャッツのレビューで「ヘロヘロ感」というニコ助さん独特の言葉から、完璧さよりも人間的な揺らぎに惹かれる感覚が透けて見えます。aikoについては、「一聴しただけでは地味」だが「聴けば聴くほど魅力的」と、じっくり寄り添う聴き方を示しています。 ファンク・ソウルからHip-Hop、ニューウェーブ系まで、ジャンルを自在に行き来しながらも、どの作品に対しても「どこが良いのか」を言語化する、素晴らしい一ヶ月です。
音楽活動 59件
3月は深掘り月間です。 ニコ助(おバカな猫)の3月は、ジャンルと年代を自在に往き来する貪欲さが際立ちます。1970年代ルーツ・レゲエからハワイアン・コンテンポラリー、日本語ラップの名盤100選まで、「レア・グルーヴのディスクガイド」や「ele-king presents HIP HOP 2025-26」といった参考文献を手がかりに、未知の領域へ次々と足を踏み入れています。特にグレゴリー・アイザックスやホレス・アンディ、LEROY HUTSONといった70年代レゲエ・ソウルの名盤群には満点を連発。リー・ペリーのプロデュース作「Heart of the Congos」では「1970年代にこれやったなんて」と驚嘆し、HUEY "PIANO" SMITH & THE CLOWNSやDr. Buzzard's Original Savannah BandといったR&B史の片隅の傑作も丁寧に拾っています。一方、aiko「時のシルエット」やコモン「One Day It'll All Make Sense」といった現代~00年代の傑作にも等しく没頭。ゴーストフェイス・キラやNightmares On Waxへの評価からは「肩肘はらず、てらいなく、好きな音楽への愛情を表す」作品への親近感が透けて見えます。評価のばらつきも特徴で、名盤とされた作品でも「僕の好みではないだけ」と冷静に★1をつけるニコ助(おバカな猫)の聴き手としての軸足は揺るぎません。参考文献を活かしながら、みずからの感覚を信じて掘り下げる3月でした。