@skullbehringer
いろんな音楽を、見たい聞きたい歌いたい
初期4枚の中で、最もウェルメイドなアルバム。それはデイヴフリッドマンによる、色鮮やかだがどこか乾いた印象の音や、シンセサイザーの音色、ダビーなハウスミュージック、始まりと終わりの曲が似たメロディ(asobiのピアノとsabakuのyeah)で締められており円環構造を意識させる展開、ジャケの質感やタイトルのフォントのシンプルで洗練されたイメージなど。ZAZEN BOYS1,2,3と、ひと作品ごとに録音もバンドアンサンブルも曲もCDのジャケも進化を重ね、辿り着いた完成系のように感じる。 バンドの曲と打ち込みの曲が並んでも違和感のなく一貫した何かをもっており、9曲という少なさも、無駄を省いた感じがして、とてもまとまりが良い。向井秀徳の思うクールネスここに極まり。
一曲目のディレイがかったギターリフを聞いた瞬間、「ディレイ=ギターソロをそれっぽく聴かせるための演出」という俺の狭い理解を、「ディレイ=リズムの楽しさ」に拡張してくれた。当時19歳だったラルク、グレイ、ビーズ、ドラゴンアッシュ好きの俺はこの曲を通して新しい扉を開いた。ワンドロップというリズムパターンを認知し、レゲエへの親近感を知らぬ間に待ち、この曲の元ネタであろうKing tubby,Augustus Pablo「king tubby meets rockers uptown」へ辿り着く。また高校の時にキックザカンクルー、ライムスターの神輿ロッカーズを聴いて、もっとこんな感じの和モノラップ欲しい、と感じた自分にとっては、どストレートなアンサーソングだった。